果ての定点観測所

何万年後かに掘り起こした研究者へ

シェアハウスを作りたい

みなさんこんばんは!本日はクリスマスイヴですね。

世間は立派に彩られ、街はすっかり冬景色。

私ごとですが、明日が誕生日でございます。サンタクロースにお願いせずともプレゼントが貰えるのです。逆説的にサンタクロースを信じることが一度もない21年間でした。それも明日で22年目になります。そして21年目最後の今日、アドベントカレンダーを書くことができるのも、今まで支えてくれた皆さんのおかげです。

ギークハウス新宿界隈 Advent Calendar 2017 - Adventar

 

誕生日とは産んでくれた母親に感謝する日とも言われていますが、同時に、支えてくれた皆さんへ感謝する日だと思っております。

明日は鹿児島に帰省して、ゆったり時の流れる自然の中で過ごそうと思います。幸せです。感謝しかありません。

 

夏に東京へ来てはや半年。濃厚な時間を過ごせました。いろんな人に出会い、いろんな時を過ごしました。振り返って見ると細い一本の出会いから紡がれた人生を生きているんだなーとしみじみと感じます。その糸はいつもギークハウスに繋がっていて、これから太い太い縄になっていくだろう人生の結び目になっていると感じています。

そして、連綿と続いている人生の末端にいる今、幸せを噛み締めながら生きている私が、シェアハウスの素晴らしさと、これからどう付き合っていきたいのかを語らせてもらいます。

 

私が住んでいるのはギークハウス新宿(通称:ギーじゅく)で、4階建ての一軒屋丸々シェアハウスというなかなか規模のでかいものになっております。

住民は11人で、男10:女性1の比率です。年齢層は割と若めで大半が20代。もちろんITに携わる方々で構成されています。

リビングには大きなモニターと本棚があり、専門書や漫画がズラーッと並んでおります。

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キッチンもあるしもくもく部屋もあるしゲームもたくさんもあります。ゲストが来れば乾杯もするし、ゆる飲みやお絵かき会が開かれることもあります。

だいたいこんな感じのイメージです。ご想像通りだったと思います(?)

 

 

半年過ごして率直に感じたことは、シェアハウス、いい!!ってことです。

理由がいろいろあるので、思いついた順に書いていきます。

 

1.寂しくない

 全く寂しくないです。一人暮らしを経験したことがある人は、あの退屈さがわかると思います。ゲーム以外に何すればいいねんって感じです。

もともと高専で5年間ずっと寮に住んでたので、プライベート空間に人がいるのは全然嫌じゃないです。むしろ楽しくて好きです。週末は朝まで親友と語ったり、試験前は自習室で一緒に勉強したりなんて感じで過ごしていたので、ギークハウスでの過ごし方は自然とそんな感じになっています。親友と話しながら寝落ちする以上の至福はこの世にないと思っています。

本を読む時は流石に集中したいので一人になりますが、わいわいするのが好きな方、寂しいのが苦手な方はシェアハウスが向いてると思います。

 

 

2.プライベートで勉強できる

勉強は人を巻き込んだ方が継続率も上がるし成果にも結びつきやすいと思っているので、シェアハウスは特に素晴らしい環境だと思います。今、仕事でお世話になっている渋谷のTech Lab Paakは、ITで社会を変えたい方々の憩いの空間というコンセプトですが、ギーじゅくも似たような感じです。日常にITが溶け込んでいて、流行りの技術情報は伝染病みたいに伝わってくるし、分からないことがあればプロフェッショナルな方に質問できるので、成長できる環境は十分にあるなと思っています。

 

 

3.家具や持ち物をシェアできる

一人暮らしだと冷蔵庫から電子レンジからテレビまで自分で買わないといけません。でもそれって、使っていない時間はもったいないですよね。シェアハウスなら買わなくていいし、一つのものを壊れるまでシェアするので資源的にも優しいです。

何より一番いいなと思っているのは、本をシェアできることです。オススメの本ってその人の性格が出るし、価値観もなんとなくわかるし、面白かったら他の人にオススメできるのが最高です。高い技術書もシェアすれば買わなくていいし、本棚に読みたい本があればすぐ勉強できるし。

あと、サービスもシェアできるのが大きいです。僕が契約してるNetflixはFireTVで住民全員が観れるし、逆に誰かが契約してるfulu, dアニメも全員が観れます。一人が全部契約しなくても、誰かが契約してれば全部観れるのでめっちゃいいです。

 

 

他にもいろいろあるんですが、長くなっちゃうので、一番伝えたいことを書きます。

ただいま感謝経済という共同体を創ってるのですが(唐突)、そのヒントがシェアハウスからたくさん得られた気がします。

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例えばみんなの食器を洗ってる方がいました。誰かのためではなく、みんなのためにです。それを見た人は、お礼をしたいけど自分だけのためにしてくれたわけじゃないもんなーお金をあげるのはちょっと違うよなーと悩みます。そこで、じゃあ自分もみんなのために何かしようと掃除を始めます。

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これが実際にシェアハウス界隈で起きています。

お気づきになられたと思いますが、見ての通り、この関係にお金は一切絡んできません。通貨を媒介にせず、一人一人が感謝の気持ちをコミュニティに還元することで、結果としてコミュニティが維持されていく。

これを僕らは資本主義0.0と読んでいます。最終的に創りたい共同体もこれです。

 

僕は将来的にデジタルノマドを目指していて、他拠点生活を目指しています。一か所に留まるんじゃなくて、いろんな場所に旅をしながら生きたいと思っています。

最終目標は九州(たぶん福岡と鹿児島)にギークハウスを作ることなので、今はギーじゅくで知見や経験を蓄えて、これからの糧にしようと思っています。

 

 

長くなりましたが、読んでくれてありがとうございます。

明日はいよいよクリスマスです。幸せな時間を過ごしてくださいね!

誕生日プレゼント末長くお待ちしております🎁💝